【パチスロ人生】第5話|ストック機の登場で予想が確信に変わる

【前回】第4話|爆裂AT機の登場により人生を救われる

学校をサボり続けてパチスロ生活

当時の私はパチスロと出会ってからは学校にほとんど行かなくなり、単位も危ういというギリギリの学校生活を送っていました。

熱いイベントを狙っては獣王などの爆裂AT機を打ち、大勝ちを目指すという日々。

獣王のおかげで大きな資金を得ていき、それからは借金をすることはなくなりました。

バイトも辞めてパチスロだけで資金を得ることができるようになったのです。

当時は周りの友達はみんなバイトをしていましたが、私が一番お金を持っていると言えるほど稼いでいました。

実家に住んでいたので貯金は貯まり、それ以降は「就職したり大学に行くこと」も考えはしなかったです。

パチスロが本当に勝てると思って、完全に自由を手にしたと思いました。

ただ、将来に不安を守り始めたのも丁度この頃です。

自分のやりたい事が見つからず、将来なにをして稼いでいくのか。

パチスロで一生生活していこうなんて、1ミリも思っていませんでした。

だからこそ、パチスロをしている間に「やりたい仕事」を見つけるのも目標の一つでしたね。

ストック機の登場で予想が確信に変わる

爆裂AT機時代から時は流れ、また新たな仕様の台をメーカーは開発します。

そして2001年に登場した「キングパルサー」という機種が、初めてのAタイプストック機としてホールに設置されました。

「サイレントストック」という、揃わないリプレイが毎ゲーム成立しているという「通常時がRT状態」の機種です。

RT状態である以上、揃わないリプレイのおかげでボーナスが揃えられない、という当初は謎の仕様でした。

そのおかげで、ハマっていても内部ではボーナスがどんどん貯まっていくという仕様です。

ボーナス終了時や設定変更時に決められたハマリゲーム数に達すると「RT解除」となり、RTが解除されればボーナスが揃えられるようになります。

この機種が出たおかげで、各メーカーから新しいストック機がどんどん開発されました。

もちろんこのキングパルサーは、ハマっている台ほど内部で貯まっているボーナスを一気に吐き出す可能性が高いので、ハマリ台にはその後の連チャンにも期待できました。

5号機のAタイプではハマったから連チャンするかも・・・というのは、あくまでもオカルト(妄想上)の話でしかないのですが、このストック機時代では正式にそういったハマリからの連チャンが内部システムで設けられていたのです。

ですので、ハマリ台を狙ってボーナス後の連チャンゾーン(128Gまで)を超えたらヤメる、という明確なヤメ時が分かっていたため勝ちやすかったのです。

5号機ジャグラーでなぜか「128G付近」でヤメる人が多いのも、このキングパルサー時代の名残りから起こっていることだと思います。

ですので「128G付近までは当たりやすい気がする」という体感的な自己予想での立ち回りと違って、メーカー側が公表しているだけに「確信を持って立ち回れる」という安心感がすごかったです。

「ストック機」時代の到来で「爆裂ストック機」が次々と登場

ストック機の時代は世のパチスロユーザーを増やしていき、パチスロを打ったことのない人たちがどんどんパチンコホールに集まりました。

パチスロが勝てると思った人たちが増えたおかげで、友達や知り合いを連れてくる人たちが増えて、パチンコホールの数もどんどんと増えていったのです。

「吉宗・押忍番長・北斗の拳」という、三大看板機種が登場したのです。

北斗の拳は設定狙い、吉宗・番長はハイエナ、というのがものすごく効率が良く、どのスロプロも同じように立ち回っていました。

なので、朝イチに北斗で設定狙いをして、ツモれなければ昼過ぎからハイエナをする、というような毎日。

もちろんこれらの機種以外にもハイエナができるストック機がホール中にあったため、ハイエナで困ることがなかったです。

ホール内のパチスロほとんどがストック機でしたから・・・。

ストック機のほぼ全ての機種に天井狙いボーダーがあり、全ての機種のボーダーは頭に入ってました。

私は平日は毎日「複数の友人」とホールへ行っていたので、手分けして台を取って打てる人が打つみたいなスタイルでやっていました。(今で言う「軍団」ってやつですね!笑)

なるべく店舗の規模が大きくて「台数の多いホール」を狙って毎日ハイエナ生活。

そりゃ、毎日ハイエナを次々とこなせたら簡単に月50万〜60万は稼げたものです。

多くの仲間を連れて、初心者でも簡単に稼げる仕組みを教えたりしていました。

周りの友達はどんどんバイトを辞めていき、友達のほとんどは各地のホールでハイエナをするようになりました。

ハイエナ生活が数年続き・・・また時代が変わる

多分4号機からスロッターだった人たちは、この頃が一番「財布の中身が潤っていた」頃でしょう。

スロットバブルと言える時代だったのかもしれません。

全くパチスロを打ったことがない人も、「ハイエナ要員」としてホールに参戦するようになっていたのもこの頃は多かったですね。

おかげで「ニート」という言葉が流行ったのも、「スロプー」と呼ばれる人が増えたのも丁度この時期でした。

そんなニートが増えすぎたおかげで、警察がパチスロの厳しい規制を強化するように要請を出しましたね。

そう、パチスロが勝てると確信を得た4号機時代から、5号機の厳しい規制が発表されたのです。

こうして「華やかなパチスロ生活」に終わりを告げる時が訪れます。

 

【次回】第6話|4号機が撤去となり現実が突き刺さる

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