バイトとパチンコ屋の往復生活
前回アステカで初勝利をあげて以降、しばらく地元のパチンコ屋に通うことになります。
学校から帰ってすぐにパチンコ屋へ向かい、わけもわからずアステカに座り青7を狙う。
もちろんそんなのは運頼りのパチスロでしかないので、結果はどうなるかわかりますよね?
それからは勝ったり負けたりを繰り返して、遂にトータル収支はマイナスとなりました。
ファミレスでアルバイトもしていたので、アルバイトをしつつも給料が入ったらパチスロを打ちに行っていました。
しかし、アルバイトでの給料も1ヶ月毎にしか出ないため、次の給料日までパチスロが打てないなんて待つことができなくなってきました。
きちんとギャンブルもせず真面目にバイトして貯金をしている友達に、お金を借りれるか聞いてみたところ貸してくれると。
ほんとごめん
次の給料日には返すから
って、これが一番やってはいけないことなんですよね。
人にお金を借りる理由がいわゆる遊びに使うお金だなんて・・・
アステカ打ってはまた勝ったり負けたりで、結局借りたお金も全てなくなる。
そしてまた借りる・・・
今考えたら本当に最低な人間でした。
その友達に借りたお金はトータル10万円以上。
アルバイトの給料なんて時給800円ぐらい、学校帰りに週3回程度なので、月に5万程度。
どうしたら良いのかと、一回ちゃんと考えることにしました。
アルバイト先を変えて借金生活からの脱却
学生なのに無駄な借金をして、バイトをしていても自分のお金にはならないという地獄の生活でした。
そこで、
「もっと高時給なアルバイトはないのか?」
「日払いですぐにお金が欲しい!」
と、ファミレスよりももっと良い条件のバイトはないかと探してみる事にしました。
そしたら求人広告にあった「工場でのバイト」が目に留まります。
時給1200円の日払いバイトという風に書いてある。
うわ!これだっ!!
即座にその新たなバイト先へ連絡し、工場内の簡単な流れ作業という事で、誰でもできる作業だからか面接もなくバイトの募集日に来れば働かせてもらえる事に。
そしてそこからは日払いバイトで稼ぎ始める事になった。
日払いバイトからの帰り道の罠
日払いのバイトは毎週土曜日の「朝9時から18時」まで、給料は9600円という結構高額なバイトだった。
自転車で通っていたのだが、その給料を持って帰る途中にもパチンコ屋が目に入る。
外観に貼られている「新台入替」という4文字が気になってしまう。
覗いてみるだけならタダだから、というアホな考えでパチンコ屋に入店。
さっきまで「覗いてみるだけ」と思っていたのに、気がついたらパチスロを打ってしまっている。
結局その日は負け。
そして友達に返すはずだったお金もなくなり、来週のバイトまでまた貧乏生活となる。
こうした生活が何ヶ月も続いた・・・
友達には何度も謝っては待ってもらい、そうしているうちに逆に借金をネタにするようになったり。
本当に最低な人間だったし、周りの友達からの信用も失った。
それでもパチスロがやめられなかった。
実はただ「がむしゃら」にパチスロが楽しくて打っていたわけではなく、絶対になんか勝てる方法が見つかるという気がしていたから。
その方法が見つかるまで知り尽くしてやろうとしか思っていなかった。
未知の領域でもあるパチスロを攻略するための投資だと思っていた。
そうしているうちに、時代が流れて新しい風が吹いてきたのだ。